2021-11

雑記

人は自分の精神に近い音楽を好む。(筋肉少女帯、鬼束ちひろ、中野信子著『メタル脳』(後編)

前編 “本当のこと”を歌っている!本物だ!という感動 ロックバンド筋肉少女帯の楽曲は「努力しても叶わない夢もある」といった世の中の、リアルな部分や、不条理な世界観をときにアイロニカル(皮肉)に、ときにユーモラスに表現しています。 現実は、ラ...
雑記

人は自分の精神に近い音楽を好む。(筋肉少女帯、鬼束ちひろ、中野信子著『メタル脳』(前編)

人は自分の精神に近い音楽を好む。 失恋したときに、ラブソングを聴くとつらい気持ちになりますよね。反対に、失恋したときに、失恋ソングを聴くと「わたしの傷ついた心を分かってくれている・・・」気がして癒されることがあります。 これを「同質性の原理...
読書感想

林道義著『父性の復権』

母性についてはすぐにイメージしやすいと思いますが、父性については明確に説明できるひとは少ないのではないでしょうか。 本書では父性を明確に定義し、父性の理想像を探っていきます。 父の役割 父性とは、家族をまとめあげて、理念を掲げ、文化を伝え、...
読書感想

中野信子著『サイコパス』

本書によると、サイコパスと一般人とでは、脳に差異がみられます。 たとえば、サイコパスは大脳辺縁系にある偏桃体の活動が低いです。 ここは、快不快、恐怖、危険という判断を下すところです。つまり、サイコパスは恐怖や危険を感じにくいのです。 また、...
読書感想

社会のせい、身体のせい、なにかのせいにしない

中野信子著 『サイコパス』を読んでいます。 サイコパスと一般人には脳の形や活動部位に差異があります。 脳は、1つの場所であらゆる情報や感情の処理を行っているのではなく、 かなり細かい部位に別れて情報や感情の処理を行っています。 本書を読んで...
雑記

脳科学からみた「いじめ」について

脳科学からみた「いじめ」について 「いじめる側」には「いじめられる側」からの「リベンジ(報復)」というリスクがあります。 ではなぜ、リスクがありながらもいじめてしまうのかというと、いじめをしている自分は「正しい事をしている」という認識から、...
雑記

「魔境」と呼ばれる領域とは。(仏道、瞑想)

ひとが幸福を感じているとき脳内では 「セロトニン」「オキシトシン」「ドーパミン」 という神経伝達物質が出ています。 では、科学的にどのようなときにこの神経伝達物質が分泌されるのかをあきらかにし、再現性のある幸福の実践書として著したのが、樺沢...
読書感想

穂村弘『シンジケート』をよみました。

一行ごとに時間や空間を飛び越え 一行前にいた場所から一瞬にしてファンタジーの世界に 移動します。 風の夜初めて火を観る猫の目の君がかぶりを振る十二月 停止中のエスカレーター降りるたび声たててふたり笑う一月 たった一行でひと月も時間が飛んでい...
雑記

校則必要、不要論について

まず、わたしの結論からいうと、校則は必要です。しかし、校則を守るためには家庭での教育の土台も必要であると考えます。 校則を必要、不要で議論するということ。 もちろん、人権を無視した校則、それを力ずくで守らせるという構図はもってのほかです。 ...
雑記

緊張してきたら「パフォーマンスが上がってきた!」と言おう!

緊張している、そのとき脳は! 緊張している状態とは神経伝達物質「ノルアドレナリン」が分泌されている状態です。これにより、不安になったり、呼吸が浅くなったりして、交感神経が優位になったりします。 交感神経が優位になると血管は収縮します。 する...