なぜ、人は推しから
反転アンチになるのか
について述べていく。
推しと反転アンチの定義
まず、反転アンチの説明の前に
その対となる「推し」について説明する。
推しの定義
「推し」とは、単なるファンを超えた
自分を賭けた存在である。
推しがいるから生きていいける、
日々のつらいことも忘れて、
労働や勉学に励むことができる。
つまり、推しとは、
生きる“はりあい”であり
“生きがい”のことである
反転アンチの定義
反転難治とは、
ある出来事がキッカケで、
それまで推しだった存在に対し、
一転、アンチ側に回ってしまうことである。
この、ある出来事とは、
スキャンダル、不正行為、
不正な圧力をかけられている
などがある。
反転アンチのキッカケ
最近の例では、
・人気配信者がAVを違法ダウンロードしいていた。
・グループないでいじめをおこなっていた。
・運営にぞんざいな扱いを受けていた
・恋人がいた
などが挙げられる。
（※ いずれも真偽不明の場合がある）
反転アンチになる前提条件
反転アンチになるには、
2つの前提条件がある。
前提条件 ①：あり余るエネルギー
1つ目は、あり余るエネルギーである。
一つの生きがいが失われた際、
また、新たな生きがいを見出し
そこに注ぎ込むエネルギーのことである。
前提条件 ②：人の持つ道徳的観念
2つ目は、人には人格構造の中に
道徳的観念がそなわっており、
それにこたえようとするものが
潜在的にあることだ。
具体例
例えば、余暇の時間や、給料の大半を
推しに注ぎ込んでいたとする。
あるとき、推しの裏アカウントが暴露される。
それによると、過去の犯罪行為や、
複数の異性と関係を持っている、
性に対して奔放、
運営ルールを無視した違反行為が
あらわになったとする。
自分のエネルギーの大半を注ぎ込んでいた存在が
非道徳的なことをはたらいていると知った途端、
そのエネルギーは憎悪に向かうのである。
まとめ 反転アンチの心理
以上が人が反転アンチになる心理、理由である。
一つの生きがいが失ったとき、
愛が形を変えることは人間の心にみられる
現象である。
反転した感情を同時に持ち合わせたり、
それまで独善的だった人が、
ある出来事をキッカケに
反転して慈善的になることもある。
推しの信頼裏切りを目の当たりにしたとき、
まずは事実と自分の感情を切り離し、
心を暴走させないことが大事であるように思う。
【幸福のヒント】
・人は推しに支えられて生きている
・今こうして立っていられるのも、
私を支える推しがあるお陰である。
・推しの裏切りは確かに耐え難いものであるが
それだけ愛したことであるという裏返しでもある。
参考文献：
本書では、伊集院光さんと、批評家若松英輔先生が「生きがいについて」対談しています。
参考文献
NHKの番組で取り上げられた際の、番組テキストです。
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