2022-04

読書感想

【本の要約・気づき】『善の研究』西田幾多郎 ――お坊さんのありがたいお話:「死んだ人が生きている」

この記事は前回からのテーマ「絶対矛盾的自己同一」の続きです。引き続き、例を挙げていきます。絶対矛盾的自己同一絶対矛盾的自己同一の例 ④ 「永遠と今」永遠と今は別物のようにみえます。「永遠」は過ぎ去らないし、「今」は過ぎ去ります。しかし、「今...
読書感想

【本の要約・気づき】『善の研究』西田幾多郎 ――レッテルを貼る人は世界を小さく切り刻んでいる

西田は愛する妻子との死別から、哲学することで(させられたともいえます。)ある矛盾に気が付きます。絶対矛盾的自己同一確かに愛する者は亡くなってしまった。しかし、そこから哲学することで、同じ哀しみを背負った他者と繋がったり、自身の哲学を深めるこ...
読書感想

【本の要約・気づき】『善の研究』西田幾多郎

私たちは世界を色眼鏡をつけて視ている私たちは目の前のもの日常生活で経験することを色眼鏡を通して見ています。色眼鏡を通して物事を視ているために経験そのものや、判断をゆがめていることだってあります。西田は、この色眼鏡を外して「じかにものを見るた...
読書感想

【本の要約・気づき】『存在と時間』ハイデガー著 ――反対意見を黙らせ、自分の意見を主張する方法は得策か。

前回に引き続き、22.04.25 NHK 100分de名著放送分より、ハイデガーの批判をまとめていきます。倫理学者 ハンス・ヨナスの批判ハイデガーは、自分の心の声に耳を傾けて、それに伴って行動する、「決意性」を持てば、「周囲の空気(世人)に...
読書感想

【本の要約・気づき】『存在と時間』ハイデガー著――ハイデガー批判にみる、現代SNSの問題点

ハイデガーに対する批判ハイデガーは自身の哲学の理想を追求するために、独裁政権に加担しました。当然世間からは厳しい声が上がります。その批判は、ハイデガーの弟子たちからもありました。ハイデガーの批判を読みとくことで、現代の我々に足りないものは何...
あさイチまとめ

子どものワクチン副反応と、コロナ後遺症、MIS-Cについて

本日のNHKあさイチの内容をまとめました。コロナは、子どもは重症化しにくい?「自然免疫」と「獲得免疫」私たちの体内には、最初からもっている「自然免疫」と病気にかかったり、ワクチンを接種して得られる「獲得免疫」の2種類があります。子どもは、自...
読書感想

【本の要約・気づき】『善の研究』西田幾多郎 ――なぜ、自己啓発本は胡散臭いのか。

私の「自己啓発」理解私は「自己啓発」を次のように解釈していました。「自己」とは、自分のこと。「啓発」とは、気づくこと。「自己啓発」とは、自分に気づくことである。つまり、本にたとえれば、あらゆる本は広義の意味で「自己啓発本」だと言えます。これ...
読書感想

【本の要約・気づき】『善の研究』西田幾多郎 ――我々の視野を狭めているのは「母国語」だった。

本書は、100年前に著された日本で最初の哲学書です。なぜ、今、哲学が必要か。食べ物が溢れ、平和で豊かな社会になった現代の日本において、食糧の飢えは満たされました。では、心の糧はどうでしょうか。心の飢えを埋めるものとして今、「哲学」が必要のよ...
雑記

習慣化術 と 依存症 は似ている? ――ドーパミンとの上手な付き合い方について

連日、「習慣化術」についてまとめていたところ、SNS上で、「習慣化術と依存症って似ている気がする」などのコメントをみました。正しくその通りで今回はその辺りを整理したいとおもいます。「依存症」と「習慣化術」は似ているギャンブルを予想していると...
あさイチまとめ

習慣化 英単語暗記 ウォーキング ダイエット 続かない方へ!(NHK あさイチ まとめ)

春になって、暖かくなり新しいことを始めたくなる季節になりました!しかし、これまでやろうと思ってたことは3日坊主になってしまい、「習慣化」出来ずに終わってしまう・・・。今回は、そんな方に向けてNHK あさイチで紹介されていた最新脳科学研究にも...