本日のNHK
あさイチの
内容をまとめました。
コロナは、子どもは重症化しにくい?
「自然免疫」と「獲得免疫」
私たちの体内には、
最初からもっている
「自然免疫」と
病気にかかったり、
ワクチンを接種して
得られる
「獲得免疫」の
2種類があります。
子どもは、自然免疫が
大人よりも多くあり、
また、鼻腔内で自然免疫が
活性化しています。
つまり、
より、効率的にウィルスの
増殖を抑制してくれます。
よって、大人よりも、
コロナ重症化リスクは
低くなっていることが
わかりました。
重症化しにくい=ワクチンは不要?
とはいえ、「獲得免疫」の
効果も十分に期待できるため(後述)、
子どものワクチン接種が
不要というわけではありません。
重症化しやすいケース
そして、
子どものコロナ重症化の
症例は、0ではありません。
肥満や、肺炎など、
基礎疾患を持っている
お子さんは、重症化しやすいようです。
喘息については、
コントロールの
度合いによって
影響が変わってきます。
コロナ禍でおうち時間が増え
体重が一気に増えたという
お子さんもいらっしゃるようです。
特に、「高度肥満」の場合は
注意が必要です。
何歳の、どれくらいの体重で
高度肥満になるかは、
下記を参照してください。
コロナ感染後、まれに発症するMIS-Cについて
コロナ感染後、
まれに、炎症が全身に拡がる
MIS-Cが発症することがあるようです。
症状は多彩で、
発熱、下痢、発疹
リンパの腫れ、
心肺の影響などが
みられます。
療養後でも
いつもと違うと思ったら
小児科に相談して
ください。
子どものワクチンの有効性のデータ
予防効果
アメリカのデータによると、
子どものワクチン接種による
予防効果は 51%
入院予防効果は 74%
となっております。
副反応
重篤な副反応は
大人と比べて
発生率が低いことが
わかっています。
ワクチンの摂取量が
大人に比べて
1/3のため、
発熱や心筋炎といった
副反応が、
起こったとしても
症状は軽いそうです。
アメリカの副反応に関するデータ
100万回接種中
心筋炎、心膜炎の発症は
男子で、4例
女子で、自然発生でかかる場合と差はない
という結果になっています。
また、MIS-Cの予防効果も
あることがわかっています。
MIS-C予防効果 91%
発症しても生命維持装置を
必要とするケースは 0例
です。
日本の副反応に関するデータ
日本では50万回以上が接種されており、
ワクチン接種後、心筋炎、心膜炎が
(ワクチン副反応と関係があったとされるもので)
報告された例は1件
そして、報告された例の症状は
改善されているとのことです。
ワクチン接種後の注意点
接種後、一週間は胸の痛み、
だるさ、息切れなどの症状が
あらわれたら、ためらわずに
医療機関にご相談ください。
運動については、
通学など、軽い運動は
大丈夫ですが、
部活動や、激しい運動については
1週間控えたほうがよいようです。
まとめ
子どものワクチン接種については
効果が期待できるとのデータが
揃ってきております。
どのようにコロナに対して
リスクをとるか、ワクチンも
選択肢の一つとして
検討の価値はあるように思います。
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