私がアート鑑賞中に考えていること。 Part2(大阪 中之島美術館に行ってきました。)

雑記

※ この記事は前回からの続きです。

美術の教養なし、ズブの素人の私がアート鑑賞中に考えていること。

先日、大阪 中之島美術館 に行ったとき、
とても感動した画が2つありました。

一つは風景画。
一見すると、暗い画です。

しかし、

キャンバスという制限の中で、
家、枯れ木、雲、風、川、空気が、
完全な調和を成し、世界が出来上がっています。
(私はアートに関してズブの素人です。そのよーに見える、というだけです。)

この中の要素を1つでも欠いてしまったら、
一瞬にしてバランスを崩してしまいそうなほどです。
(そのよーに見える)

風や、空気は、一定の場所にとどまることなく、
雲や、川は、流れています。

立ち尽くして、見入ってしまいました。

もう一つは、キャンバスに、
白いセメントが厚塗りされたアートです。

作者の解説によると、

「人間の“精神”と“物質”が対立しながらも、握手している」

それを表現するかのように、このアートには

画を構成する要素、色や、線、形がありません。

世界を分けることなく、世界を表現している、といえます。

このアートにも見入ってしまいました。

(次回に続きます!)

美術の物語
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大阪中之島美術館

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