哲学

読書感想

【本の要約・気づき】『ニコマコス倫理学』アリストテレス著――よく生き、幸福を実践する。

人と動物の違い アリストテレスは 人と動物の違いは何かを 考えたとき、 理性でもって、 自分をコントロールすることだ、 と結論づけます。 そこから、 よく生きる、 幸福に向かって生きることは、 理性をうまく活用することで 自分の才能を開花さ...
読書感想

【本の要約・気づき】『ニコマコス倫理学』アリストテレス著――

昨日(22.05.09)放送の NHK 100分de名著より 『ニコマコス倫理学』の内容を まとめていきたいと思います! 幸福とはなにか? 本書は、幸福の実践書です。 では、幸福とはいったいなんでしょうか? アリストテレス曰く、 究極的な善...
読書感想

【本の要約・気づき】『ニコマコス倫理学』アリストテレス著――2000年読み継がれた幸福になるための哲学書

昨日(22.05.02)放送の NHK 100分de名著は 『ニコマス倫理学』 著者はアリストテレスで 2000年に渡って読み継がれてきた 哲学書です! とても興味深く、 面白かったので、 まとめておきたいと 思います。 本書のテーマ 『人...
読書感想

【本の要約・気づき】『善の研究』西田幾多郎 ――家族を失った悲しみから

前回に引き続き、 西田幾多郎著 『善の研究』より、 「絶対矛盾的自己同一」の 例を挙げていきたいと思います。 絶対矛盾的自己同一の例 ⑤ 「世界は多の一である。」 人類は普段は意識しない、壮大な概念のようであるが・・・ 私という個人は 個人...
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【本の要約・気づき】『善の研究』西田幾多郎

私たちは世界を色眼鏡をつけて視ている 私たちは目の前のもの 日常生活で経験することを 色眼鏡を通して見ています。 色眼鏡を通して 物事を視ているために 経験そのものや、 判断を ゆがめていることだって あります。 西田は、 この色眼鏡を外し...
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【本の要約・気づき】『存在と時間』ハイデガー著――ハイデガー批判にみる、現代SNSの問題点

ハイデガーに対する批判 ハイデガーは 自身の哲学の 理想を追求するために、 独裁政権に加担しました。 当然世間からは厳しい声が上がります。 その批判は、ハイデガーの 弟子たちからもありました。 ハイデガーの批判を 読みとくことで、 現代の我...
読書感想

【本の要約・気づき】『善の研究』西田幾多郎 ――我々の視野を狭めているのは「母国語」だった。

本書は、 100年前に著された 日本で最初の 哲学書です。 なぜ、今、哲学が必要か。 食べ物が溢れ、 平和で豊かな 社会になった 現代の日本において、 食糧の飢えは 満たされました。 では、心の糧は どうでしょうか。 心の飢えを埋めるものと...
雑記

趣味とは「心の支え」(オタク趣味卒業を考える。)

わたしにはオタク趣味があります。 地下アイドル、深夜アニメ、 プリキュア、アイカツ! など、 子ども向けアニメの視聴などです。 両親ともにわたしが日曜日に プリキュアを観ていたら 白い目になります。 結婚して家とか車とか子どもとか、 いわゆ...
読書感想

「日本人特有の「私」の在り方」風になりたい ④ ユング心理学入門 河合隼雄

臨床心理学者 河合隼雄 先生は 「私」とは何かを探り続けます。 そして、日本人の個性を分析するなかで導かれた答えは「仏教」でした。 「牧牛図」( 悟りにいたる10の段階を表したもの。 ) 「牧牛図」とは、悟りにいたる10の段階を10枚の図と...
読書感想

『MOTHER2』と日本の昔話の共通点 ~ 風になりたい ③ ユング心理学入門

※『MOTHER2』EDのネタバレがあります。 前回 日本人の心の深層 河合隼雄先生はスイスに渡って心理療法の訓練を受けましたが、日本に戻り実際の治療を行うと学んだ理論が当てはまらないことに気づかされます。 そこで、日本の昔話から日本人の心...