読書感想

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【本の要約・気づき】『ニコマコス倫理学』アリストテレス著――

昨日(22.05.09)放送の NHK 100分de名著より 『ニコマコス倫理学』の内容を まとめていきたいと思います! 幸福とはなにか? 本書は、幸福の実践書です。 では、幸福とはいったいなんでしょうか? アリストテレス曰く、 究極的な善...
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【本の要約・気づき】『エミール』ルソー著 ――子育てをするということは、社会の一員を育てるということ。

前回に引き続き、 今回は、ルソーによる 青年後期の教育論を 読み解いていきます。 青年後期の教育論 恋人が出来たエミールに、 家庭教師は、 「恋人のことで頭がいっぱいになっているね、 欲望に支配されてはいけないよ、 自分の良心で 自分の欲望...
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【本の要約・気づき】『エミール』ルソー著 ――共感力を高めるために、注意しておきたい3つの罠

前回に引き続き、 ルソーの教育論を みいていきます。 思春期・青年期(15~20歳)の教育 15歳からは 15歳までの子どもは、 自分の為に生きよと 説いてきたルソー 15歳からは、 他者と気持ちを分かち合う、 「共感」を育むことを説きます...
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【本の要約・気づき】『エミール』ルソー著 Part2 ――子供が読書好きになるには 親の押しつけをやめること。

今回も、 ルソー著『エミール』から ルソーの教育論を 読み解いていきたいと 思います! 少年期 前編(1~12歳)~後期(12~15歳)  少年期のルソーの教育論 ルソーはこの時期の子どもには 子どもがやりたいと思っていることを どんどんや...
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【本の要約・気づき】『エミール』ルソー著――冬でも 半袖Tシャツで過ごす 子どもは 正常な感覚が育まれてない?

本書は、18世紀ころのフランスで、 思想家ルソーによって 著された、教育論です。 本書は、主人公 家庭教師のルソーと 架空の子ども「エミール」 そして、その子を育てる乳母を中心に展開する 物語形式となっています! 面白いですね! 概要 子ど...
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【本の要約・気づき】『ニコマコス倫理学』アリストテレス著――2000年読み継がれた幸福になるための哲学書

昨日(22.05.02)放送の NHK 100分de名著は 『ニコマス倫理学』 著者はアリストテレスで 2000年に渡って読み継がれてきた 哲学書です! とても興味深く、 面白かったので、 まとめておきたいと 思います。 本書のテーマ 『人...
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【本の要約・気づき】『善の研究』西田幾多郎 ――無理に自己肯定感を高めない 自己否定との向き合い方

今回は「自己肯定感」と 良い「自己“否”定」について 述べていきます。 自己肯定感 と 自己 “否” 定感 自己肯定感とは いいかえるなら 「やってみよう!」 という心持ちです。 なぜ、自己肯定感が必要? この心持ちがなければ 新しいことに...
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【本の要約・気づき】『善の研究』西田幾多郎 ――家族を失った悲しみから

前回に引き続き、 西田幾多郎著 『善の研究』より、 「絶対矛盾的自己同一」の 例を挙げていきたいと思います。 絶対矛盾的自己同一の例 ⑤ 「世界は多の一である。」 人類は普段は意識しない、壮大な概念のようであるが・・・ 私という個人は 個人...
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【本の要約・気づき】『善の研究』西田幾多郎 ――お坊さんのありがたいお話:「死んだ人が生きている」

この記事は前回からのテーマ 「絶対矛盾的自己同一」の 続きです。 引き続き、例を挙げていきます。 絶対矛盾的自己同一 絶対矛盾的自己同一の例 ④ 「永遠と今」 永遠と今は別物のようにみえます。 「永遠」は過ぎ去らないし、 「今」は過ぎ去りま...
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【本の要約・気づき】『善の研究』西田幾多郎 ――レッテルを貼る人は世界を小さく切り刻んでいる

西田は愛する妻子との死別から、 哲学することで (させられたともいえます。) ある矛盾に気が付きます。 絶対矛盾的自己同一 確かに愛する者は亡くなってしまった。 しかし、そこから哲学することで、 同じ哀しみを背負った他者と繋がったり、 自身...