【本の要約・気づき】『エミール』ルソー著 ――共感力を高めるために、注意しておきたい3つの罠

読書感想


前回に引き続き、

ルソーの教育論を

みいていきます。




思春期・青年期(15~20歳)の教育

15歳からは

15歳までの子どもは、

自分の為に生きよと

説いてきたルソー



15歳からは、

他者と気持ちを分かち合う、

「共感」を育むことを説きます。




他者に共感する3つの格率(ルール)

第一のルール

人は、気の毒な人には共感しやすいです。



しかし、

例えば、お金持ちの人に対しては、

当人が抱えている弱さや、苦しみを

共感することは難しいものです。



一見裕福そうに見えても、表面上では内面はわかりません。



一見、裕福そうに見えても

表面だけでは、他者に理解し、

共感することはできません。




第二のルール

人は事故や、災害に遭った人には

憐れむ気持ちを持ちやすいです。



しかし、

例えば、ホームレスの人をみて

怠け心でそのようになったのでは?

と思い違いを起こすことがあります。




どのような状況下にあることも

自分にも起こり得ることである。

と考えれば

共感することができます。




第三のルール

人は敬意を払っていない人の

幸せや、苦しみを

軽くみる傾向にあります。



嫌いな人に対しては、共感しにくい



どんな人も対等であると認めれば

相手がどんな人であれ、

当人が抱えているものを認め

共感することができます。



まとめ

私は、人生で大切なのは

「観察」「学び」「自己成長」

に加えて、「共感」だと思っています。



「共感は大切だ!」

「共感しよう!共感しよう!」



と、思っていても、

ルソーが提示したような

つまづきやすい罠があります。



心に留めておきたいと思いました。

次回は恋愛編です!

(次回に続きます。)



【本の要約・気づき】『エミール』ルソー著 Part4

(次回リンク予定地)

エミール 上 (岩波文庫)
エミール 上 (岩波文庫)

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