人間関係がラクになる距離感

読書感想

小池龍之介著『やっかいな人を自分のお城に入れない方法』に
ずっと心に残っている一文があります。

私の中で、徐々に、誰のことも

「特別扱いしたい感」がなくなっていきます。

「誰も嫌わないし、誰も好まない。

一昨日より昨日のほうがそうですし、昨日より今日のほうが

いっそうそうなってくるのです。

嫌いなひと、苦手なひと
好きな人、仲の良い人も
区別なく特別視しないとは
とても妙だなと、ずっと心に残っていました。

しかし、
最近数冊の本を読んで、
この内容とリンクするところがあり、
腑に落ちるようになりました。

中野信子著『空気を読む脳』

中野信子著『空気を読む脳』を読んだ時、

親子、友人、パートナー、同僚・・・

人間関係は60%の関係が理想、とありました。

なぜ、互いに親密で近い距離にいながら
100%の関係ではいけないのでしょうか。

その心は、、、

人と人が親密になると、
愛情ホルモン『オキシトシン』が分泌されます。
これにより、やすらぎ、癒し、幸福感が得られます。

しかし、
このオキシトシンが
過剰にはたらくとクセモノです。

人は親密になり過ぎると
「相手のことをコントロールしたい」
と思うようになるのです。

毒親や、パートナーのDV問題などは
これが原因の1つでしょう。

もう少し小さなケースだと、
最初はラブラブだったカップルが
勢いはずんで同棲を始めたとしましょう。

すると、最初はお互いの距離の近さに嬉しさを感じるものの
だんだん相手のイヤなところが目に入ってきます。
それらが許せなくなってくるんですね。

人と人はある程度の風通しが必要。
「60%の関係」とはこのことだったのですね。

小池龍之介さんの書籍の内容で言うと、
その時、その時に応じて、あっさりとした優しさを向けてあげることが
人間関係をラクにする、ということだったのです。

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ちなみに先日読んだ小林弘幸著『ゆっくり生きれば、遠くまでいける』には

「Dont Believe nobody」(誰も信用しない)

というさらにインパクトのあるフレーズが出てきました。

これについてはいずれ別記事で書きたいと思います。

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