今朝、Twitterをみると、月100時間労働、1度目の労基署の是正勧告は改善なし、若い職人がボロボロになって辞めていく、「やりがい搾取」問題が取りざたされていました。
「努力は必ず報われる」「努力すれば返ってくる」
もし、こういった考えをお持ちの方がいたら、
今すぐこの考えは捨てて下さい。
なぜ、ブラック企業はなくならないのか、なぜ抜け出せないのかを
最近読んだ本を参考文献に、脳科学的にひも解いていきます。
① 人は低賃金の方がやりがいを感じます。
高い給料だと「裏があるのでは?」「きっとキツイ仕事に違いない」という心理が働きます。
低い給料だと、低賃金でこんなにも一生懸命働いているということは、
「きっとこの仕事にやりがいがあるからだ!」と錯覚してしまうのです。
② 努力教の努力教祖と努力信者
「努力すればなんとかなる」
「努力すれば報われる」
「努力すれば返ってくる」
こういった考えを持つ人はブラック企業の洗脳にかかってしまいやすいです。
「努力」すると、「自分は正しい事をしている」という認識から、
報酬系が刺激され、快感を得ます。
「努力信仰」は洗脳されやすいのです。
③ 睡眠不足により、慎重な思考が低下する
人間には反射的に判断する領域と、
じっくり慎重に思考し、判断する領域の2つがあります。
「睡眠不足」や「アルコール」により、
このじっくり慎重に思考し、判断する領域の機能が低下します。
これにより、ブラック企業から抜け出す算段や、判断がつかなくなるのです。
これらが脳科学的にみたブラック企業から抜け出せない理由です。
努力教の努力教祖による洗脳と、努力信者の思い込みは
なかなか外せるものではありません。
だからこそ「努力は必ず報われる」「努力すれば返ってくる」
といった思考は今すぐ捨てるべきなのです。
「自分には向いている、あっている、楽しいな」と思えることを
やっていたら「あとから何かが返ってきた」くらいが理想と言えます。
参考文献:


コメント