逃げない、拒絶しない、第3の対人関係ストレスの対処法 その①――武田友紀著「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる  「繊細さん」の本

読書感想

 HSPについて学ぼうと思い本書を手にしたつもりが、私自身がHSPだったことが分かりました。

 私の場合は本書を読む前に刺激に対する対処が出来ていることの方が多く、今では刺激を受け過ぎて疲れを引きずるということはあまりありません。

 その対処法について述べたいと思います。個人的な方法にはなりますが、実践していて効果を感じている内容なので繊細さんの方々に参考になれば幸いです。

「対人関係に疲れる」の対処法

 本書の目次をたどりつつ、私の対処法について述べていきます。

 第一章「繊細さんがラクになれる基本」
 ・人といると疲れる
 ・私って細か過ぎる
 ・人の機嫌に左右される

 私の対処法はセロトニン神経を活性化させるというものです
 セロトニンは神経伝達物質で、それ自体が何か仕事をするわけではありません。
 しかし、脳に不快物 質が過剰に分泌されたとき、その量をコントロールしてくれる、
 「オーケストラの指揮者」のような役割があります。

 受ける刺激をなくすことは出来ませんが、受け止めて、平常心を保ち、受け流すことはできます。
 または受け止めて、ショックを受けたとしても、長く引きずらないという効果があります。

セロトニンを活性化する方法

 次にセロトニン神経を活性化させる具体的な方法についてです。

 ズバリ「朝散歩」が効果的です。
 
 朝起きて5分~15分、イチ、ニー、イチ、ニーとリズムよく歩くことで、
 セロトニンは活性化されます。

 (リズム運動が重要!なので縄跳びも有効ですよ!)

 「鍛えていく」ということが大切で、筋トレと同じように、
 トレーニングを積むことによってセロトニンは活性化され、
 刺激に対して効果を発揮します。

 いきなり完璧な方法を目指す必要はありません。
 出来る段階にまでハードルを下げてチャレンジしてみてください。

セロトニンを活性化させる朝散歩の方法についての1分動画です。是非観て下さい。

拒絶、逃避型の対処法がダメな理由

 「この人嫌い!」「この人ニガテ!」と拒絶したり、その場から逃避するような行動を取ると、
 それは非言語情報(表情、しぐさ、声のトーンなど)が相手に伝わり、
 かえって人間関係を悪くします。

 かと言って対人関係に耐え続けると、刺激を受け続けることになり、ストレスがかかり続けます。

 セロトニンを活性化させる対処法は、心のしなやかさが身に付くので、他者を拒絶せず、
 その場から逃避せず、また苦しみに耐え続けることなく対処することができます。

朝散歩、セロトニンの実際の効果

 私はセロトニン活性化により、あらゆる効果を実感しています。

 たとえば、日中の仕事のパフォーマンスが上がりました。
 これはセロトニンにより集中力の持続が上がるからですね。
 朝から好調の状態が作れるので欠かせないルーティーンとなっています。

 また、セロトニンを原料に睡眠を良質にしてくれるメラトニンが作られます。
 朝から「いい目覚めだな!」ということが多くなりました。
 さらに、メラトニンにはアンチエイジング効果もあります!

 「朝散歩」には認知症やメンタル疾患の予防と改善効果があることも実証されています。
 いいことづくめなので是非、小さなことから実践してみて下さい。

 次回はマインド(考え方)について書く予定です。

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