【本の要約・気づき】『ニコマコス倫理学』アリストテレス著――

読書感想

昨日(22.05.09)放送の

NHK 100分de名著より

『ニコマコス倫理学』の内容を

まとめていきたいと思います!



幸福とはなにか?

本書は、幸福の実践書です。

では、幸福とはいったいなんでしょうか?



アリストテレス曰く、

究極的な善=幸福である。

あらゆる技術や、研究は、

何らかの善を目指していると思われる。

と語ります。



私たちが働いたり、

友達と関わったりしている

日常生活のことは、

意識的にせよ、無意識的にせよ、

幸福に向かっていることである、

と言うのです。



では、究極的な善が幸福であるとするなら

善にはどのような種類があるのでしょうか。




幸福に向かう「善」の種類

アリストテレスは3つの「善」を

掲げます。



① 道徳的善・・・困っている人を助けるなど

② 有用的善・・・お金、役に立つなど

③ 快楽的善・・・楽しい! など



① は、質的なもので、

② と ③ は量的なものですね。



アリストテレスは、

この3種の善をバランスよく

実践していくことが

幸福に向かうことであると説きました。




まとめ 私の思う幸福とは

私の思う幸福とは、

自分も他人も良い状態にあること

だと思っています。



自分が裕福である、

自分よくある

自分が楽しい

というのは、

確かに大切ですが、

人は一人で生きているわけではなく

他者と関わり合って生きています。



自分もよき状態にあり、

他者がそうでないなら

できることをする

というのが幸福に近い状態だと

思うのです。

(実践出来ているかは別として 笑)



アリストテレスのいうように

道徳的善、有用的善、快楽的善を

バランスよく目指したいですね。




【本の要約・気づき】『ニコマコス倫理学』アリストテレス著―― Part3

(次回リンク予定地)




ニコマコス倫理学(上) (光文社古典新訳文庫)
ニコマコス倫理学(上) (光文社古典新訳文庫)
アリストテレス『ニコマコス倫理学』 2022年5月 (NHKテキスト)
「究極の幸福」はどこにある? 「人はいかに生きるべきか」を徹底的に考え抜き、2000年以上も生き残った古典中の古典。人生の目的はなんだろうか? 幸福はいかに獲得しうるのか? 正義とは、勇気とは、友愛とは? 古代ギリシア最高の知性による思索を...

コメント

タイトルとURLをコピーしました