【本の要約・気づき】伊集院光 名著の話――死者の尊厳とは

読書感想

伊集院光 著『名著の話』

今回は、本書より、

「死者の尊厳」について

述べたいと思う。

死者の尊厳

人は死んだら終わりなのか

「人が亡くなるということは、消滅することではない

その人の心の中に宿りなおすことである。」


批評家、随筆家、若松英輔先生の言葉です。

この言葉には実感があります。

死者と会話する母

私の母は、よく亡くなった母(祖母)のことを口にします。


「こんなにくよくよしてたらお母さんに叱られるね。」

「こんなとき、お母さんだったらどうするかな。」


お買い物をしているとき、

「これはお母さんが好きだったから」

と、母の好物を手に取ります。

スピリチュアルや宗教以前に実感として湧く感情

そんな母を見ると、

私も亡くなった祖母を大切にしたいと思います。


母を構成する大切な一部分ですし、

私が祖母を大切にする気持ちが、

母を大切にすることにもつながっていると

思うからです。


こういった感情は、

このように理屈として並べた言葉よりも先に

実感として湧いてきます。

まとめ 『千の風になって』の歌詞のように

「人が亡くなるということは、消滅することではない。

その人の心の中に宿り直すことである。」


そういう風に、死を捉え直したとき

死を、少し前向きに感じられます。


また、私が死ぬとき、

もし、人の心に宿ることがあるなら

生きている間、恥ずかしい行動を

とってはいけないと思いました。

【幸福のヒント】

「人が亡くなるということは、消滅することではない。

その人の心の中に宿り直すことである。」

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お笑いタレント伊集院光さんが選んだ、
名著3冊の中から、名著指南役の先生との対談をまとめた本です。

対談をまとめた本です。

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