【本の要約・気づき】みうらじゅん『マイ仏教』――諸行無常とは何か?

読書感想

みらうじゅん『マイ仏教』を参考文献に、

諸行無常とはなにかについて

ひもといていきます。

諸行無常とはなにか

「諸行無常」とは

今、目に見えている現象、存在は

さまざまな要素や、縁が重なりあって

たまたまそのように見えているだけである。


今、目に見えているものが絶対ではない、

物事を実体的、固定的にとらえないようにしましょう、

という教えです。

「諸行無常」を理解して、美大に合格したみうらじゅんさん

みうらじゅんさんは、

美術大学に入るため、

予備校に通っていました。


予備校の先生が、デッサンの授業の際、

「これはブルータスであって、ブルータスではない!」

というのですが、はじめはまったく理解できなかったそうです。

ブルータスの石膏像


あるとき、あやまって自宅にあった

ブルータスの石膏像を倒し、壊してしまったとき、

「諸行無常」を感じたといいます。


「今まで、ブルータスだと思っていた石膏像は、

たまたまそのように見えていただけで、

自分はその似顔絵を描いているに過ぎなかったのだ!」


目の前のカタチにとらわれず、感じるんだ!

ということを理解したとき、

翌年、二浪していた美大に合格したそうです。

まとめ

物事を実体的、固定的にとらえると

視野がせまくなります。


自分の目に見えているものだけが正しく、

自分の考えこそが正解と思いこむと

戦争がはじまります。


他者を理解することなど到底できません。


自分が何かに固執したり、執着したりしいないか

チェックしなくてはいけませんね。

【幸福のヒント】

「諸行無常」とは

今、目に見えている現象、存在は

さまざまな要素や、縁が重なりあって

たまたまそのように見えているだけである。

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