読書をしていると、異なる分野の一部が、
同じパズルのピースであったかのように
繋がることがあります。
本書を読んでたくさんのことが繋がりました。
とてもまどろっこしいですが、
何回かに分割して、順を追って整理しつつ、
何と何が繋がって、どういう答えに辿り着いたのか
述べていきたいと思います。
※ ネタバレ有りです。
私の問い
私の「問い」は、
「なぜ、修行僧は悟りを開きたいのだろう」
と、
「 悟りを開いたらどうなるんだろう」
この「動機」と「ゴール地点」の2つが気になっています。
私の問いに対する仮説
「悟り」を開いたら、 どんな境地になるのか。
私の予想では、 一切の思考や、認識、感情がストップするというものです。
まぁこれは、仏教の「空」の概念の、 教科書通りの答えです。
しかし、果たして、それはどんな境地なんでしょうか・・・。
虚無った状態なのでは。。。?
![](https://koufukudokusyo.com/wp-content/uploads/2022/02/c0eaf5744cd535f8fe16612d93e1e65a.jpg)
ポジティブな側面もあると思います。
外界から干渉を受けて感情にさざ波が立つことがなくなります。
冷静に思考、判断、行動することができます。
それは、心に、安心、安全、安定、安寧をもたらすことだと思います。
アーサーCクラーク著『幼年期の終わり』が1つの答え
SF小説、『幼年期の終わり』では、
1つの答えが示されていました。
全人類が「悟り」を開いちゃった状態になります。
争いも、差別も、区別も、個人のはからいもない世界です。
しかし、
「悟り」を開いちゃったかのような新人類たちはやはり・・・
虚無のような表情をしていて、
さらに、肉体を手放し、
地球を手放し、
魂は1つの思念体へと統合されていきます。
果たしてこれは・・・
この結末は・・・
「理想の世界」なのでしょうか。
新たな疑問が浮かぶような結末です。
(次回に続きます。)
(次回リンク予定地)
【私の問い】
・悟りを開くとどうなる?その目的は?
・悟りの世界、涅槃が示されたような『幼年期の終わり』
・それは、安心、安全、安定、安寧の世界である。
・果たしてここが理想郷なのか、という新たな疑問が浮かぶ。
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