前回の記事からのつづき
安心、安全、安寧、安穏と暮らすことが人類にとっての理想なのか?
そのような疑問を残し、『幼年期の終わり』は幕を閉じました。
以下、ネタバレ有です。
『都市の星』ストーリー
『都市の星』では、地球は荒廃したものの、
人類は小さなコロニーの中で文明を発達させ、
不老不死を手に入れたり、仮想空間でゲームに興じたり
コミュニケーションをとったりして過ごしていました。
10億年間もその文明が続いた世界となっています。
不老不死の仕組みは、人の寿命がくると、
記憶をデータバンクに移し、新しい肉体を生成すると、
再度記憶を戻す・・・
といった手法がとられています。
突然変異?少年アルヴィン
あるとき、突然変異的に、一人の少年、アルヴィンが誕生します。
アルヴィンは、他の人間とは違い、過去の記憶を持たず、
コロニーの外の世界に関心を持ち、出たがろうとします。
仲間の後押しにより、コロニーの外に出て、探検し、
ついに、別の文明を持ち、発展した人類を発見します。
科学的な発展を遂げたもといたコロニーとは対照的で
まるで未開社会のようですが、豊かな人間社会を築き上げていました。
ここは、自然-科学、都市-地方のような対比ともとれます。
アルヴィンはここを繋ごうとするのです。
アーサーCクラークが示した答え
前作の疑問提起から、アーサーCクラークが示した答えとは、
① コンフォートゾーン(快適空間)を出る
② バランスを取る
次回はここを掘り下げていきたいと思います。
参考文献
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