フシギ

読書感想

【本の要約・気づき】『ニコマコス倫理学』アリストテレス著――2000年読み継がれた幸福になるための哲学書

昨日(22.05.02)放送の NHK 100分de名著は 『ニコマス倫理学』 著者はアリストテレスで 2000年に渡って読み継がれてきた 哲学書です! とても興味深く、 面白かったので、 まとめておきたいと 思います。 本書のテーマ 『人...
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【本の要約・気づき】『善の研究』西田幾多郎 ――無理に自己肯定感を高めない 自己否定との向き合い方

今回は「自己肯定感」と 良い「自己“否”定」について 述べていきます。 自己肯定感 と 自己 “否” 定感 自己肯定感とは いいかえるなら 「やってみよう!」 という心持ちです。 なぜ、自己肯定感が必要? この心持ちがなければ 新しいことに...
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【本の要約・気づき】『善の研究』西田幾多郎 ――家族を失った悲しみから

前回に引き続き、 西田幾多郎著 『善の研究』より、 「絶対矛盾的自己同一」の 例を挙げていきたいと思います。 絶対矛盾的自己同一の例 ⑤ 「世界は多の一である。」 人類は普段は意識しない、壮大な概念のようであるが・・・ 私という個人は 個人...
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【本の要約・気づき】『善の研究』西田幾多郎 ――お坊さんのありがたいお話:「死んだ人が生きている」

この記事は前回からのテーマ 「絶対矛盾的自己同一」の 続きです。 引き続き、例を挙げていきます。 絶対矛盾的自己同一 絶対矛盾的自己同一の例 ④ 「永遠と今」 永遠と今は別物のようにみえます。 「永遠」は過ぎ去らないし、 「今」は過ぎ去りま...
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【本の要約・気づき】『善の研究』西田幾多郎 ――レッテルを貼る人は世界を小さく切り刻んでいる

西田は愛する妻子との死別から、 哲学することで (させられたともいえます。) ある矛盾に気が付きます。 絶対矛盾的自己同一 確かに愛する者は亡くなってしまった。 しかし、そこから哲学することで、 同じ哀しみを背負った他者と繋がったり、 自身...
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【本の要約・気づき】『善の研究』西田幾多郎

私たちは世界を色眼鏡をつけて視ている 私たちは目の前のもの 日常生活で経験することを 色眼鏡を通して見ています。 色眼鏡を通して 物事を視ているために 経験そのものや、 判断を ゆがめていることだって あります。 西田は、 この色眼鏡を外し...
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【本の要約・気づき】『存在と時間』ハイデガー著 ――反対意見を黙らせ、自分の意見を主張する方法は得策か。

前回に引き続き、 22.04.25 NHK 100分de名著 放送分より、 ハイデガーの批判を まとめていきます。 倫理学者 ハンス・ヨナスの批判 ハイデガーは、 自分の心の声に 耳を傾けて、 それに伴って 行動する、 「決意性」を持てば、...
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【本の要約・気づき】『存在と時間』ハイデガー著――ハイデガー批判にみる、現代SNSの問題点

ハイデガーに対する批判 ハイデガーは 自身の哲学の 理想を追求するために、 独裁政権に加担しました。 当然世間からは厳しい声が上がります。 その批判は、ハイデガーの 弟子たちからもありました。 ハイデガーの批判を 読みとくことで、 現代の我...
あさイチまとめ

子どものワクチン副反応と、コロナ後遺症、MIS-Cについて

本日のNHK あさイチの 内容をまとめました。 コロナは、子どもは重症化しにくい? 「自然免疫」と「獲得免疫」 私たちの体内には、 最初からもっている 「自然免疫」と 病気にかかったり、 ワクチンを接種して 得られる 「獲得免疫」の 2種類...
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【本の要約・気づき】『善の研究』西田幾多郎 ――なぜ、自己啓発本は胡散臭いのか。

私の「自己啓発」理解 私は「自己啓発」を 次のように解釈して いました。 「自己」とは、自分のこと。 「啓発」とは、気づくこと。 「自己啓発」とは、 自分に気づくことである。 つまり、本にたとえれば、 あらゆる本は広義の意味で 「自己啓発本...