【本の要約・気づき】生きがいについて 神谷美恵子著 ―― 心のよりどころを見失ったとき読む本

読書感想

神谷美恵子 著『生きがいについて』を読んで

気づきがあったところをまとめました。

私たちを支えるもの

生きがいを失った人に見られる共通点

突然生きがいを

失った人に見られる

共通の表現があります。


自分が立っていた地盤がゆるみ、

ガラガラと音を立てて崩れ去り、

そのまま底無しの闇に落ちるかのような

感覚――


これは、日本にいる療養患者の手記や

海外にいる著名な文豪にも見られる

共通の表現です。

創作の世界でもよくみられますよね。


すなわち、生きがいとは、

人間を支えるものであり、

今こうして立っていられるのも、

足元を支える大地のおかげといえます。

人は、安心できる場所を探し求めている

精神科医、樺沢紫苑著 『3つの幸福』では

このようなことが書かれています。


人はコミュニティに所属することで、

脳内物質オキシトシンが分泌される。

そのとき、人は、幸福を感じる。


これは仏教の「縁」とリンクするところがあります。

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種は空中では芽吹かない

仏教の教えでよく用いられる表現があります。


自分という種は、空中では芽吹かない。

土の中で埋もれることで、

根を下ろし、茎をのばし、葉を出し、

花を開かせることができる。


つまり、人はどこかで

安心していられるような

安定できるような、

根を下ろすための

地面(コミュニティ)を

探しているところがある

ということです。

まとめ 普段は気づけない

そして、健康で、平穏な

日常を暮らしているときは

気づかないのですが、

私たち人間は

いつも見えていない何かに

支えられているということです。


少し立ち止まって、自分を支えているものは

何かを考えると、急に全てのものが愛おしく思えてきます。

【幸福のヒント】

・人は生きがいに支えられて生きている

・今こうして立っていられるのも、

 私を支える大地があるお陰である。

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伊集院光さんも「生きがいについて」に触れています。

参考文献

Bitly

NHKの番組で取り上げられた際の、番組テキストです。

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