『菜根譚』より、私の心に響いた人生訓を
いくつかピックアップしていきたいと思います。
楽しんだり、苦しんだりしながら人生を歩む! 前集74
人生は、楽しんだり、苦しんだりしながら歩むものである。
なんの苦労もなく成果を得たとしても、
達成感や、持続するような幸福も得られない。
棚ボタは一瞬のできごとのように過ぎ去ります。
苦労して得た知識こそ、自分の血となり肉となる本物の知識になります。
現代ではスマホで「こうすれば効率だよ!」「コスパがいいよ!」
みたいな情報がかんたんに手に入りますが、
一週間後には忘れているようなものだったりします。
経験上、一生懸命努力して、吸収した知識はずっと頭に、
いや心に残っていたりしますね。
人は晩年こそ輝く! 前集 19
日暮れの時、夕日は絢爛と輝く。
年の瀬、冬の頃、柑橘類は一層よい香りを放つ。
それと同じように、人も歳月を重ねることで輝くのである。
これは、本当に素晴らしい。
私もいつの頃からか、もう歳は取りたくないな・・・と
思うようになりました。
しかし、この句は、人が歳月を重ねることを肯定しています!
人は歳月を重ねることで輝くのですから、
晩年に向け、今、一層、気力を充実して頑張らなければ
いけませんね!
(次回に続きます。)
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