脳はなぜ「心」を作ったのか―「私」の謎を解く受動意識仮説 (心理学者アドラーと夢野久作『ドグラ・マグラ』の脳髄論との共通点)

とてつもなく、ゾワゾワする本に出会いました。

受動意識仮説とは

「知覚」する
「感」じる
「意思決定」する

これらを総合して、「意識する」ことは
全て先に「無意識」が行っており、

そして、それを、後から、「意識」が、
理由付け、意味付け、を行っている。

これを「受動意識仮説」と言います。
(※ 仮説ですよ!)

天動説から地動説にひっくり返ったような仮説

「歩く」という動作は
「意識」が脳に「歩け!」と命令して
歩いている、ように思います。

実際の順序は、

「無意識」が身体を動かし、
足を交互に前に出す動作をし、

それを知覚した「意識」が

「今! 俺! 足を交互に出している!」

「俺(意識)が脳(無意識)に「歩け!」と命じたからだ!」

「つまり、これは、歩いているということだ!」

と後付けで、理由付けしたり、
意味付けしたりしている、というのです!

心理学者アドラーも同じことを言っている

そんなバカな!と思いましたが、
そういえば、心理学者のアドラーも
同じようなことを言っていました。

例えば、

好きな人と偶然目があって、
目をそらされたとします。

ネガティブな人は、
「私のことキライだから目を逸らしたんだ!」
と解釈します。

実際は
その好きな人も、あなたのことが好きで
照れてしまい目を逸らしたのかもしれません。

アドラーさん曰く、

「全ては、世界の出来事を、後付けで、あなたが、そのように、解釈した。」

結論

本書では、色んな実験内容を参照しているので
『受動意識仮説』にはとても納得感があります。

脳=心と解釈すれば、
夢野久作『ドグラ・マグラ』に出てくる
“脳髄論”とも似ていますね!

【幸福のヒント】

現実は、私の「意識」が解釈した世界

あらゆるものは実体的、固定的ではない。

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