読書感想

ツァラトゥストラ ニーチェ著 ―― 比較ばかりしていると、温かい沼に陥る。

今回は、ニーチェの思想は、現代の私たちにどういったメッセージを与えるかについてまとめていきます。コロナ禍という「失われた時代」に生きる私たち現代には、強い父性を感じられる存在はいませんし、「戦後の復興」のような、国家単位の目標もありません。...
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ツァラトゥストラ ニーチェ著 ――永遠回帰の思想

まずは、前回までをおさらいしておきます。神の信仰が強かったかの時代から文明時代に移行する時代の過渡期で人類に新しい価値を提示しようと著したのが本書『ツァラトゥストラ』です。前回までの振り返りルサンチマン自分が絶対と信じるものを軸として生きる...
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【本の要約・気づき】『ツァラトゥストラ』ニーチェ著――「神は死んだ」=精神的支柱にすがって生きる危うさ

前回は、どうしてニーチェは本書を著そうと思ったのか。「ルサンチマン」とはなにか、それがなぜいけないのか、についてまとめました。今回は、ニーチェの中で有名な言葉「神は死んだ」についてです。「神は死んだ」 とは?本書が出版された19世紀頃は、科...
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【本の要約・気づき】『ツァラトゥストラ』ニーチェ著――ルサンチマンとは何か。恨み、ねたみ、嫉妬はなぜいけないのか

今回は、ドイツの哲学者ニーチェの『ツァラトゥストラ』についてまとめていきたいと思います。ツァラトゥストラのあらすじ本書は、主人公のツァラトゥストラが山にこもり修行し、そこで蓄えた知識を世の為、人の為、旅をしながら分け与えるという物語形式にな...
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【本の要約・気づき】『ペスト』カミュ著――海水浴=グレートマザー(太母元型)

本書で、私が一番印象的だと思うシーンは、タルーと、リウーが友情の証に海水浴をするシーンです。2人の海水浴は何を象徴していたか。意見の違う2人の「共感」2人はペストが蔓延する封鎖された都市で夜の海を眺めながら語り合います。タルー、人は神なしで...
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【本の要約・気づき】『ニコマコス倫理学』アリストテレス著――徳をみにつけるときに、陥りやすい罠

前回は、幸福になるには、徳を身につけよ!徳は習慣で身に付けることができる!というところまでまとめました。今回は、ここで気をつけるべき罠についてまとめていきたいとおもいます。行き過ぎた 徳 は不幸を招く。気をつけるべき罠とは、これはいい行いな...
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【本の要約・気づき】『ニコマコス倫理学』アリストテレス著――良徳 も 悪徳 も 習慣で身につく

幸福になるためには「徳」を身につけよ! by アリストテレス「徳」とはなにか「徳」とは、人間が持っている、可能性や能力を実現かすることです。「徳」の力がよい方向に働けば良徳悪い方向に働けば「悪徳」となります。また、アリストテレスは、良い「徳...
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【本の要約・気づき】『ペスト』カミュ著――神を否定する者と神を信じる者

神を信じない者と、神を信じる者少年オトンの死作中、少年オトンがペストにかかり治療もむなしく、苦しみながら死んでしまいます。なぜ、罪もない少年が若くして命を落とさなければいけないのか。この不条理に頭を抱える者が2人いました。医師のリウーと、神...
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【本の要約・気づき】『ペスト』カミュ著――絶望に抗う時、人に力を呼ぶ。

絶望に抗う時、人に力を呼ぶ。ペストという災厄に襲われる中でも、その絶望に立ち向かう人たちがいました。医師のリウーは、自分の行動理念は自分の職務をまっとうする誠実さだといいます。凡庸な小役人グランは、保険隊に志願することで使命感に目覚めます。...
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【本の要約・気づき】『ペスト』カミュ著――疫病という名の現実問題

本書は、カミュが描いた不条理文学の代表作です。『ペスト』という疫病が実在する都市、オランで流行します。災厄が集団を襲うとき、人はどのように立ち向かうのかがリアルに描かれています。本書における “ペスト” とはなにかコロナ前の生活3年前、私は...