昨日、父がビルから転落しました。

雑記

昨日、(10月15日(金))16:30頃、母から電話がありました。

「お父さんが仕事中にビルから落ちた」

それ以上の情報がなかったので、不安で気が気でいられませんでした。

私は父が嫌いです。

「いなくなってしまえばいい」と思っていました。

しかし、急にこの家に父がいなくなったらという実感が襲ってきて、
とてもつらい気持ちになりました。

父は短期で、よく大きな声で怒ります。
母には悪い言葉をつかうし、
私は小さなころから説教されるときは泣かされるまで怒られていました。

良い面もあるのですが、近年は悪い面とてんびんに掛けたときに
やはり父に対してはとてつもなく嫌悪感を抱いてしまいます。

そのくせ、ナイーブな一面もありますし、
そもそも恐ろしい存在なので
父とは口をきけず、注意しようがありません。

精神科医樺沢紫苑先生は、書籍やYouTube動画内で、
「なるべく父親とは和解した方がいい」と語られています。

しかし、こちらから話しかけたくないくらい嫌いなので、
到底和解なんて出来ないし、したくないし、
こちらから歩み寄るなんてもってのほかでした。

『父性の復権』という「父性」について論じた名著があります。

そこには、

子どもにとって母親は、自分の身体の地続きにあるような存在である。

対して

子どもにとって父親は、初めての「対象」である。

ゆえに、父親はあくが強くなくてはならない。

それが「目標」であるにせよ、「批判」の「対象」であるにせよ、
父の大きな存在感により、はじめて子は「基準」を持つことが出来る。

父性不在の場合、子どもは「基準」を持つことが出来ず、
目標を持てなかったり、正しい秩序感覚が身につかなかったり、
無気力、引きこもりの原因となりえる。

と、あります。

今朝、病院から連絡がありました。

父は、

10mのビルから転落し、

頭を割り、鼻を深く切り、

右足大腿骨骨幹部骨折という重傷を負いながら、

さいわい脳には損傷がなく、意識もあり、会話もでき

車いすに乗り、自力でトイレに行き

リハビリも始めているといいます。

バケモンかよ。

私にとって父の存在は大きい、とは思っていましたが、
このような奇跡を見せつけられては、
一生超えられない存在だと思い知りました。

少し、父親を大切にしたいと思いました。

生きててくれてありがとうございます。

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