まず、本題の前に断っておきます。
私はどちらかの立場を排除したいわけではありません。
ヒトは集団化すると考えることをやめる
ヒトは「集団」になると、
個性が消失し、
思考が停止します。
フランスの社会学者 ル・ボン は
著書『群集心理』の中で、
群集の特徴をこのようにまとめました。
① 衝動的で、動揺しやすく、昂奮しやすい
② 暗示を受けやすく、物事を軽々しく信ずる性質
③ 感情が誇張的で単純であること
④ 偏狭さと横暴さと保守的傾向
この4つの特徴から
コロナ陰謀論者、反ワクチン派、
SNSでたびたび起こる政治抗議運動などが
頭をよぎります。
![](https://koufukudokusyo.com/wp-content/uploads/2022/01/FJxGH3wVEAMq2hE-768x1024.jpg)
なにもこれは、
陰謀論者、反・〇〇派に限ったことではなく、
肯定派、向・〇〇派にもいえることです。
あなたは、
なぜ、マスクをするのか考えたことがありますか?
「みんながしているから」
「テレビでいっていたから」
などのやんわりとした理由でつけて、
実際に「なぜ、つけるのか」については、
ほとんど考えたことはないのではないでしょうか。
コロナ騒ぎが起こって2年になろうとしています。
コロナの感染経路は3つしかありません。
その3つを言える人が何人いるでしょうか。
「飛沫感染」
「接触感染」
「エアロゾル感染」
この3つです。
マスクはその中の対策の1つですし、
マスクだけが対策ではありません。
ヒトの脳はサイズの割りに
とても酸素やエネルギーを喰う
燃費の悪い器官です。
ゆえに、
脳は、なるべく、エネルギーを節約しようとして、
「考えないように」
「判断しないように」
「記憶しないように」
できています。
よって、脳はいともかんたんに、メディアや、政治家が繰り返す
単純化された、わかりやすく、おぼえやすいキャッチフレーズに
染まります。
または、
Twitterの144文字といった
極端な制限の中で言い切られた
情報を信じてしまうのです。
それが、日頃の不満を代弁するようなものだったら、
誰でも飛びついてしまうでしょう。
私はちょっと異常だな、と思う運動をみかけたとき、
この言葉を思い出し、自分の戒めにしています。
「群衆は、真実であるかどうかは重要ではなく、自分が信じたいことを信じる。
そこに魅惑の「キャッチフレーズ」が舞い込んでくると、神のように崇めてしまう。」
「病災に怯えて過ごすだけが人生ではない」これも一つの意見ですが、
真面目に対策をしている人を脅かしてくるのは違います。
もしかしたら自分は、みえない落とし穴にハマっているかもしれません。
一度立ち止まり、自分の頭で思考することを、忘れないようにしたいですね。
参考文献
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