なぜ、どうぶつの森はおもしろいのか

読書感想

『脳から見るミュージアム』を読むと、
いままで知らなかったミュージアムの全貌が見えてきます。

たとえば、
ミュージアムには学芸員さんたちがいて、
訪れるひとたちになにかしらの「驚き」や「感動」を与えるために
あまたある美術品をどのように展示するか、レイアウト、並び順を
日夜苦心していると言います。

これを「キュレーション」と言うそうです。

「点」と「点」をつなぎあわせて、「文脈」をつくるようなものですね。
すぐれた美術展には、小説や映画のように
感動的な「文脈」があります。

「キュレーション」についての項を読んだとき、
人気ゲーム「どうぶつの森」が頭に浮かびました。

手に入れた家具をどのように配置するか、壁紙はどうするか、
建具はどのように配置するか。

自宅をどの位置に配置するか、島の造形をどうするか
島民の住居をどこに構えるかなどなど・・・

このゲームプレイには、プレイヤーの「文脈」があります。
このゲームは実際にプレイするのもおもしろいですが、
人の島を覗きみるのも面白いです。

YouTubeやSNSをみると、
他プレイヤーの島を紹介する動画や写真がバズっています。

それはあたかもその人の「脳内」を覗き見るかのような
ドキドキ、ワクワクする楽しさがあるからでしょうね。

脳から見るミュージアム アートは人を耕す (講談社現代新書)
ウィズ・コロナの新しい生き方を模索し始めた今こそ、私たちに必要な、脳に効く「美」を求めて、ぜひミュージアムに出かけてみてはいかがだろうか? 実は、ミュージアムは「美」が展示されているだけの場所ではない。知れば知るほど、とてつもなく奥が深い世界なのだ。人類の記憶のアーカイブに潜っていくような、(良い意味での)妖しさ、ヤバ...

あつまれ どうぶつの森 -Switch
あつまれ どうぶつの森 -Switch

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