【本の要約・気づき】『戦争論』ロジェ・カイヨワ著――なぜ、人類は戦争をするのか(ロシア、ウクライナ)Part1

読書感想

本書は、「人類はなぜ戦争をするのか」

「そもそも人類には向かう戦争に傾きがあるのではないか」

ということを人類学の視点から解き明かそうとした本です。

民主的な国家の誕生が、戦争を万人のものにした

①

原始的な戦争では、集落、部族同士で

領土を奪い合うといった程度のものでした。


②

中世の時代では、

王族・貴族たちが特権階級を持ちます。

しかし、それに不満を持つ民衆たちが

転覆を企てます。


③

王族・貴族が倒れると、

国家は一部の特権階級の物ではなくなり、

国民国家が誕生し、民主化が進みます。


④

国民国家が誕生すると、

周辺の王政国家が襲ってくるようになります。


⑤

よって、戦争は、国家間の、

国力のぶつけあいへと

発展します。

それまでの戦争と「国民戦争」の違い

それまでの戦争

原始的な戦争、すなわち部族間同士の争いや、

貴族戦争では、兵士の数や、投入される予算

リソースに限りがありました。

国民戦争の場合

国民戦争となると、

兵士は、民衆全員となります。

国民国家は、民主なので、国民全員が国家を守るからです。

投入される予算、リソースも国家規模なので

際限がありません。


戦争によるダメージは、

原始的な戦争とは

比べ物になりません。

まとめ 民主化によって、戦争は国家規模となった

民主化によって、戦争は万人のものとなり

国力のぶつけあいへと発展したとは

驚きました。

本書では、今までの常識にパラドックスが起きる

興味深い内容となっています。

(次回に続く)

Amazon.co.jp: ロジェ・カイヨワ『戦争論』 2019年8月 (NHK100分de名著) : 西谷 修: 本
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NHK 100分de名著で紹介された際の、番組テキストです。

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